CONNECTION REEL SERVICE|ブログ

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オーバーホールだより~10~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~世界にひとつを創り出す✨~

 

 

🔧カスタム=自分だけの理想をカタチに!

カスタムとは、既製品を超えて“自分仕様”に進化させる技術💡
バイク・車・時計・機械・楽器など、
使う人のこだわりを反映して、性能もデザインも“唯一無二”に仕上げます🌈✨

「こうだったらいいな」を形にする——
それがカスタムの醍醐味です🎨🛠️


🏍️“こだわり”が生まれる現場

カスタムの現場では、まるでアートのような作業が行われます🎨

  • パーツの選定から加工まで一貫対応💪

  • 性能アップ×デザイン性のバランスを考慮⚙️

  • 一点ものの特注部品も手作業で製作✨

完成した瞬間、まるで新しい命を吹き込まれたような感動が広がります💫

世界に一つしかない“あなたの理想”を形にする、それがカスタム業です🔥


👀お客様と共につくる「作品」

カスタムの仕事は、職人とお客様が一緒につくり上げる共同作品🤝✨

「もっと走りやすくしたい」「デザインを変えたい」
そんな小さな要望を形にしていく中で、
信頼関係と“モノづくりの楽しさ”が生まれます💬💖


🧠技術×センス=無限の可能性

カスタム業は、単なるメンテナンスではなく“創造”の仕事。
新しいアイデアと確かな技術が組み合わさることで、
どんな製品も進化していきます🚀✨

同じものを「より美しく」「より快適に」「より特別に」。
その追求こそ、職人のプライドです🔥


💚まとめ:直す・磨く・創る——それがカスタムの世界

修理が「命を守る仕事」なら、
カスタムは「新しい命を生み出す仕事」✨

想いを込めてつくるからこそ、世界にひとつだけの価値がある。
それが、オーバーホール・修理・カスタム業の魅力です🔩🌈

 

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オーバーホールだより~9~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~壊れたモノに“命”を吹き込む✨~

 

🛠️「直す」だけじゃない、“蘇らせる”仕事

オーバーホールや修理の仕事は、
ただ壊れた部分を交換するだけの作業ではありません。

それはまるで“職人の手で時間を巻き戻す”ような仕事⏳✨
機械や製品の奥深くまで分解し、一つひとつの部品を洗浄・調整・組み直す。
細部までチェックして、再び最高のパフォーマンスを取り戻すんです💪🔧

“古くても、まだまだ動ける。”
そんな可能性を見出すのが、オーバーホール職人の腕の見せどころなんです⚙️🔥


🧠技術と経験が生む「安心」

ネジ一本の締め具合、潤滑油の量、
ほんの数ミリのズレが性能を左右する世界。

だからこそ、修理・オーバーホールの現場では
職人の感覚と経験が何よりも大切です👀✨

目には見えない“音”や“振動”の違いを感じ取る。
その繊細な判断こそ、プロの証🔩


🧰どんなものでも「直す心」

時計⌚、バイク🏍️、カメラ📸、工具🛠️…
モノにはそれぞれ持ち主の想いが詰まっています。

「捨てるんじゃなくて、直して使いたい」
そんな想いに寄り添うのが、この仕事の一番のやりがい💖

修理とは、“思い出を未来へつなぐ”仕事です✨


💬まとめ:再生のプロフェッショナル

オーバーホール・修理の現場には、
確かな技術と、モノを大切にする“心”が息づいています🌈

「壊れたら終わり」ではなく、「直せば続く」世界へ🔧
職人たちは今日も、モノの命を守り続けています⚙️💫

 

 

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オーバーホールだより~8~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~やりがい~

 

1|いま強い“共通ニーズ”はここにある 🎯

  1. 診断と結果の“見える化”
    分解写真・摩耗計測・トルク値・波形/ログなど数値で説明。ビフォー/アフターの差分が信頼を生む。

  2. 短納期×確実性
    代替機/代車、部品の先行手配、工程の可視化(ガントチャート・進捗板)でダウンタイム最小化

  3. 選べる修理レベル
    交換/修理/リビルト/OHの複数案提示(費用・再発リスク・保証の比較表)。

  4. 合法・安全・保証と両立するカスタム
    強度・排ガス・電波・音量等の適合証跡をセットで。**可逆(純正戻し可)**設計が標準に。

  5. サステナブルとコスト最適化
    リユース・リビルト・再資源化、**LCC(ライフサイクルコスト)**で提案。

  6. デジタル時代の対応
    OBD/診断、ファーム更新、セキュリティ・ペアリング、データ引継ぎなどソフト×機械の一体整備

  7. アフター伴走
    定期点検サブスク、予兆保全(振動・温度・電流のしきい値)、履歴台帳のクラウド共有。


2|お客さまタイプ別「刺さる提案」テンプレ 💡

  • 個人趣味(旧車・機械式)
    →「OH基準/計測表/分解写真/純正戻しの可否/リセール影響」を1枚に。音・触感の復元を言語化。

  • プロ用途(配送・撮影・工場)
    →SLA(稼働率・初動時間)/代替機手配/予防交換の閾値/月次KPIレポート。

  • クリエイター/カスタム志向
    →目的別パッケージ(ツーリング/トラックデイ/デイリー)。合法証跡可逆設計を約束。

  • 企業資産管理(工具・ライン設備)
    →LCC10年表/予兆保全メニュー/リビルト在庫/廃部品の再資源化レポート。


3|“選ばれる工房”の運用テンプレ 📐

  1. 3プラン見積:ベーシック(必要最小)/スタンダード(予防+清掃)/プレミア(OH+アップグレード+延長保証)。

  2. 見える化キット:分解写真、摩耗・クリアランス計測、締結トルク一覧、使用油脂ロット、納品チェックリスト

  3. 進捗ボード:受付→診断→部品待ち→組立→調整→検査→納品。顧客にも共有。

  4. 合法カスタム台帳:適合規格、強度・排ガス・音量・電波の測定値、可逆性の手順。

  5. 予兆保全:振動・電流・温度ログのしきい値、再入庫の目安を納品書に記載。


4|KPI📊

  • 再来店率/紹介率/レビュー★

  • 納期遵守率/手直し率/保証クレーム率

  • 計測記録の充実度(必須項目達成率)/写真添付率

  • 代替機稼働率初動時間(問い合わせ→対応)

  • リビルト・再資源化率LCC提案添付率


5|“価格競争”を避ける差別化ポイント 🧭

  • 数値で語る品質:ビフォー/アフターの精度・出力・騒音・振動。

  • ドキュメントが資産:履歴台帳が再販価格を押し上げる事実を伝える。

  • 可逆カスタム:純正戻し時間と費用を明示=資産価値を守る提案。

  • サステナブル指標:CO₂・廃棄削減、リビルト比率を年報で“見える化”。


6|現場で感じる“やりがい”ベスト10 🌟

  1. 音・触感・精度が戻る瞬間に立ち会える(“当時の音がした”は最高の賛辞)。

  2. 数字で証明できる(歩度・クリアランス・トルク・波形…努力が数値で返る)。

  3. 壊れたら終わりを“まだいける”に変える再生の手応え。

  4. 用途別に最適解を設計する知的楽しさ(同じ答えがない)。

  5. 安全と合法を守る誇り(自分の判断が人・街を守る)。

  6. お客さまの物語に参加(家族の思い出、仕事の相棒、推しの一台)。

  7. 手と頭の両方を使う(分解・計測・設計・調整・検証)。

  8. 若手が早く伸びる(SOPと計測で“見える学習”が回る)。

  9. 直すことで循環に貢献(資源・CO₂の削減を実感)。

  10. リリース後も伴走できる(予兆保全・定期点検で“長い関係”が続く)。


7|100秒ストーリー📘

20年前のオーディオ。片chのノイズで再生できない。
分解→洗浄→電解の抜けと半田クラックを発見、部品はリビルト在庫から確保。
再組立後、周波数スイープは設計値内。
オーナーが初めて再生ボタンを押す。
静かな導入、定位が中央に戻る。

「この曲、父が好きで…」
測定値のグラフと一緒に、記憶まで直った瞬間だった。


8|明日からできるミニ改善 ✅

  • 見積を3プラン化(費用・リスク・保証の比較表つき)。

  • 計測の必須5項目(例:クリアランス/トルク/温度/振動/電流)を統一様式で記録・納品。

  • 進捗ボードを顧客と共有(受付→部品待ち→検査→納品)。

  • 合法カスタム台帳を整備(適合規格・測定値・可逆手順)。

  • 不良部品をタグ付け保管→月次で原因分類(設計/使用/環境/経年)。


まとめ ✨

ニーズは「見える化」「短納期×確実」「選べる修理レベル」「合法×保証カスタム」「サステナブル」「デジタル対応」「伴走アフター」。
やりがいは「音・触感・精度の復活」「数字で証明」「最適解を設計」「記憶を直す」「循環に貢献」。

 

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オーバーホールだより~7~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~変遷~

 

1|直す文化から循環の産業へ

壊れたら直す——そこから始まった仕事は、いまや**価値を再設計する“循環産業”**へ。
合言葉は「精度の回復(オーバーホール)×寿命の延長(修理)×体験の再定義(カスタム)」。


2|〜1970s:修理が日常だった時代(アナログ黄金期)

  • 技術:機械式中心。分解清掃・調整・摺り合わせが主技術。図面は紙、計測はダイヤルゲージ・テスター。

  • 市場:モノは高価で、直す方が合理的。町工場・街の電器店・時計店・バイク屋が生活インフラ。

  • カルチャー:改造=“手を入れる楽しみ”。部品流通は対面・電話・紙カタログ。

キーワード:アナログ計測、現物合わせ、職人の勘。


3|1980s–1990s:電子化・大量生産・保証の時代(修理の二極化)

  • 技術:電子制御(ECU、クォーツ、CDプレイヤー)が一気に普及。故障診断=電気の読解へ。

  • 市場:価格下落で「買い替え」が増える一方、趣味分野(バイク・オーディオ・機械式時計)はOH需要が残存

  • 制度・流通:メーカー保証・純正パーツ主導。サービスマニュアルが標準化。

  • カスタム:空力・足回り・吸排気など実効性能アップ系がブーム。雑誌文化が牽引。

キーワード:ECU登場、純正主義、性能チューニング。


4|2000s:デジタル診断・ネット流通・グローバル化(再成長の芽)

  • 技術:OBD-II、PC接続診断、トルク管理、CNC・レーザー加工の小規模導入。

  • 市場:オークション・掲示板・初期ECで中古・NOS(新古)部品が世界を回る。

  • ビジネス:レストア&リビルドが輸出入とセットで成立。海外フォーラムでノウハウ共有。

  • カスタムボルトオン系が拡大、法規適合と両立する方向へ。

キーワード:診断機、CNC小ロット、越境取引。


5|2010s:YouTube×3Dプリント×Right to Repair(再定義期)

  • 技術:3Dプリンタ・スキャナ、CAD/CAM、表面処理の民主化。リバースエンジニアリングが現実的に。

  • 市場:YouTubeとSNSでDIYが爆発。“やってみた”が集客動線に。

  • 制度:「Right to Repair(修理する権利)」が国際的議題に。部品・回路図・診断ソフトの開放を巡る動きが強まる。

  • カスタム見た目+体験価値(乗り味・音・触感)。合法・安全・保証との折衷設計が不可欠。

キーワード:設計データの共有、コミュニティ駆動、権利と安全のバランス。


6|2020s:OTA・サブスク・循環経済(プロダクトからシステムへ)

  • 技術:製品はソフトウェアで進化(OTA)。修理は“機械+ソフト+セキュリティ”の統合作業に。

  • 市場サブスク/シェアで所有から利用へ。故障は稼働率の課題=SLA型保守が主流化。

  • サステナブル:リビルト・再生バッテリー・リユース素材。**LCA(ライフサイクル評価)**が提案に必須。

  • 法・倫理:データアクセス、ディジタル鍵、認証部品、排ガス・騒音規制へ適合する**“合法カスタム”**の設計力。

キーワード:テレマティクス、予兆保全、循環KPI。


7|“オーバーホール/修理/カスタム” それぞれの現在地と要諦

オーバーホール(OH)

  • 目的:精度回復・寿命延長・安全性。

  • 要諦:分解→洗浄→摩耗計測→クリアランス再設定→再潤滑→基準復帰。

  • 差別化測定値の記録と引渡し(トルク、バックラッシュ、歩度など)で“見える品質”。

修理

  • 目的:機能復旧・ダウンタイム最小化。

  • 要諦:診断(ハード/ソフト)→原因切り分け→部品供給→再発防止策。

  • 差別化交換/修理/リビルトの三案比較+保証予防提案

カスタム

  • 目的:機能拡張・体験設計・個性化。

  • 要諦:法規・安全・耐久を満たしつつ、快適性・操作性・デザインを統合。

  • 差別化合法×保証×再販価値が落ちない設計と、目的別パッケージ(ツーリング/トラック/デイリー)。


8|ビジネスモデルの変化:売って終わりから“伴走型”へ

  • :修理/改造=単発取引

  • 診断→整備→OH→アップグレード→定期点検→再販までのライフサイクルで伴走

  • 武器

    • ダッシュボード(履歴・部品・トルク・ソフトVer)

    • サブスク点検/延長保証

    • 下取り・リセール設計(カスタムの可逆性と書類整備)


9|“選ばれる工房”の運用テンプレ📐

  1. 3プラン見積:ベーシック(必要最低限)/スタンダード(予防+清掃)/プレミア(OH+アップグレード+保証)。

  2. 見える化キット:分解写真、摩耗計測表、締結トルク一覧、使用油脂・部材ロット、納品チェックリスト。

  3. 合法カスタム宣言:適合規格・音量/排ガス・強度・電波の適合証跡を台帳化。

  4. 循環メニュー:コア返却割、リビルト選択、廃部品の再資源化レポート。

  5. 予兆保全:振動・温度・電流のしきい値と再入庫の目安を明記。


10|KPI📊

  • 再来店率/紹介率/平均客単価

  • 納期遵守率/手直し率/保証クレーム率

  • 1台あたり計測記録の充実度(必須項目達成率)

  • リビルト・再資源化率/廃棄削減量

  • コンテンツ反響(動画視聴完了率/問い合わせ化率)


11|“価格競争”を避ける差別化ポイント 🧭

  • 数値で語る品質:ビフォー/アフターの計測値・騒音・振動・出力・精度。

  • ドキュメント価値:履歴台帳が再販価格を押し上げる。

  • 可逆カスタム:純正戻しの容易さ=資産価値の担保。

  • サステナブル指標:CO₂・廃棄削減の“見える化”でB2Bにも強い。


12|100秒ストーリー

30年前の名機。
分解すると、目に見えない偏摩耗。
摺動面を洗い、クリアランスを追い、欠品ギアは3Dプリント+後加工で再生。
組み上げ、基準値内に戻ったデータを台帳へ。
引き取りのとき、オーナーの第一声は「音が当時の音です」。

その一言のために、数字と手仕事を積み重ねている。


13|明日からできるミニ改善 ✅

  • 見積を3プラン化して“選ぶ体験”を提供

  • 計測の必須5項目(例:クリアランス/トルク/電流/温度/振動)を統一様式で記録

  • 納品書に次回点検の目安(時期・症状)を追記

  • 施工前後を60秒動画にしてお客さま専用URLで共有

  • 不良部品をタグ付け保管→月次で原因分類(設計/使用/環境/経年)


まとめ ✨

オーバーホール・修理・カスタム業は、
アナログの勘からデータ×合法×循環へ——“直す”を越えて価値を再設計する仕事に進化しました。
小さな一歩――計測の標準化ドキュメントの見える化――から、価格ではなく信頼で選ばれる工房が生まれます。

 

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オーバーホールだより~6~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~“直す×変える”をデザインする~

修理=性能を元に戻す/カスタム=性能や体験を更新する。 両者は似て非なる作業です。目的・法令・安全・整備性・コストの5軸で設計すれば、個性安心は両立できます。ここでは仕様決め→設計→実装→検証→引渡しの型をご紹介。


1|ゴール設定:5つの物差し

  1. 性能(出力・静粛・精度・耐熱)

  2. 安全(ブレーキ/電気/発熱/鋭利部)

  3. 法令適合(道路交通法・車検・電波法・PSE 等)⚖️

  4. 整備性(分解手順・標準工具・トルク表)

  5. コスト/納期/将来の部品供給(EoL・代替)

“やらないこと”も最初に決める(例:切削不可・穴あけ不可・純正復帰可能など)。


2|カスタムのカテゴリ例

  • 機能:ブレーキ/サス/放熱/制振/耐震/防水

  • 操作性:ノブ・グリップ・ペダル・UI配置・照明

  • 外観:塗装・アルマイト・ヘアライン・刻印✨

  • 電気/音:配線リフレッシュ・シールド・アース・オーディオチューニング

  • ソフト:ファーム/ECUの最適化(安全域と法令内で)


3|設計〜実装の流れ →️

  1. 要件定義:使用環境(温湿/振動/塩害)・体格・好み

  2. モック:色見・触感を3D/現物で先に確認

  3. 部品選定:純正/NOS/リプロ/CNC/3Dプリント、材質(アルミ/ステン/真鍮/チタン

  4. 実装トルク管理ロック剤配線色分け熱/擦れ対策

  5. 検証:振動/温度/通電/トルクの負荷試験→是正→最終外観仕上げ


4|“戻せるカスタム”のすすめ ↩️

  • 穴あけ/切削は最終手段既存穴・ステー流用でリバーシブルに

  • 配線は分岐ハーネスで純正側無改造

  • 取外し説明書(PDF/QR動画)を付け、売却/譲渡時の価値も守る


5|見積比較ポイント ✅

  • 仕様書:材質・表面処理・部品リスト・トルク表の有無

  • 検査項目:絶縁/耐圧/作動/騒音/光度など合否基準明記

  • 保証:対象(機能/塗装)と除外(消耗/経年)の境界

  • 法令適合適合証・ラベルの取り扱い


6|ケーススタディ(抜粋)

  • 自転車:ブレーキ→制動距離短縮、ハンドル・サドルで姿勢最適化(工具一本で調整可に)

  • 機械式時計:OH+調速→歩度・振り角をログ化、パッキン総替えで防水性を回復⌚

  • オーディオ:電源/アース最適化→ハム低減振動対策で定位改善
    ※いずれも法令・メーカー基準内での実装を前提に。


7|引渡しとアフター

  • 仕様書・写真台帳・トルク表をお渡し

  • 慣らし・点検タイミング(例:使用◯時間・◯km で増し締め)

  • 消耗品の型番・入手先を明記し、“自分でできる”保守も提案


8|安全と法令の注意喚起 ️

  • ブレーキ/電装/燃料/高圧部は必ず有資格者が作業

  • 公道・電波・電気用品適合表示試験記録を保存

  • 医療機器/保安部品に当たる改造は法令に従い不可 or 限定です⚠️


まとめ
“直す”と“変える”の境界線をはっきり。 目的→設計→検証→記録の順で、個性と安全を両立したカスタムを実現します。まずはやりたいこと/やらないことを3つずつ書き出してみてください。️✨

 

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オーバーホールだより~5~

皆さんこんにちは!

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

~“直す前に、見える化する”~

私たちは、症状ヒアリング→分解診断→見積→部品手配→組立調整→検査→記録納品までを一気通貫。作業の範囲・根拠・結果数値と写真で“見える化”します。はじめての方でも迷わないよう、**オーバーホール(OH)**の実務をまとめました。


1|相談前セルフ診断(症状の言語化)

  • :キュルキュル(ベルト/ベアリング)/カタカタ(ガタ・バックラッシ)

  • 温度:触ると局所的に熱い(グリス劣化・負荷過多)️

  • 動作立ち上がり遅延・止まる・ムラ(電解コンデンサ/接点/シール)⏱️

  • 漏れ:油・水・空気・電流のにじみ

  • 精度ズレる・振れる(ガイド/ギヤ/バランス)

症状・発生日・作業条件(時間/温度/負荷)を書き出しておくと診断が速く正確に。✍️


2|受付〜納品フロー ⛳

  1. ヒアリング&一次点検(写真・動画歓迎)

  2. 分解診断レポート:摩耗・劣化・ガタを数値化(例:クリアランス、軸振れ、電流値)

  3. 見積提示交換推奨部品継続使用可追加オプションを区分

  4. 作業:超音波洗浄→脱脂→消耗品総替え(シール/パッキン/ベルト/ベアリング/電解コンデンサ 等)→グリス&油種指定トルク管理→組立

  5. 調整・校正:バックラッシ/ゼロ点/荷重/バランス

  6. 耐久試験・検査:連続運転・温度/振動/精度ログ

  7. 納品写真台帳+計測表+次回点検目安を同梱


3|“見積比較”で見るべき5点

  1. 分解診断の有無(数値・写真の根拠)

  2. 交換部品の具体名(純正/NOS/リプロ/互換)

  3. 潤滑・接着・表面処理の銘柄(再現性)

  4. 検査項目と記録(精度・温度・電流・騒音)

  5. 保証範囲と期間(消耗品/外装は除外のことが多い)️


4|電子・精密機器の“データと静電気”⚡

  • バックアップ:設定・プリセット・ログは事前保存

  • ESD対策:リストストラップ/導電マットで静電破壊を予防

  • 再調整:ファーム/キャリブレーションはメーカー推奨値に準拠


5|発送・持込のコツ

  • 固定:可動部は緩衝材+テープ固定、シール面は汚れ防止

  • 乾燥:乾燥剤・防錆紙(必要に応じ)

  • 記録:外観・シリアル・メーター値を撮影して同梱


6|よくある質問❓

  • どれくらいの頻度でOHが必要?
     使用時間・環境・潤滑剤で差。“異音/発熱/精度低下”のいずれかが出たら要点検。

  • 互換部品は使う?
     安全と精度を満たす場合のみ。純正が入手困難なら根拠と一緒にご提案

  • 外装リフレッシュは?
     機能回復が先。外装は分解中にまとめて行うと工期・費用が効率的。


7|納品後のメンテ設計

  • 慣らし運転(軽負荷→定常)→増し締め確認

  • 潤滑周期・清掃ポイントA4シートを同梱

  • 次回点検の**“時間/症状トリガー”**も明記⏱️


まとめ
“診断の見える化”→“根拠ある交換”→“数値で検査”。この3点で長持ち安心を両立します。まずは症状のメモとお写真をお送りください。‍

 

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オーバーホールだより~4~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

プロの手で蘇る!釣り具オーバーホールの工程とこだわり

~「この巻き心地、まるで新品!」と言わせるプロの仕事~

こんにちは
今回は、釣り人にとって命ともいえるリールを「新品のような状態に蘇らせる」プロのオーバーホール作業の裏側をご紹介します!

「オーバーホールって何をしてくれるの?」
「自分で注油してるけど、それだけで十分?」
そんな疑問を持っている方に、分解・洗浄・グリスアップ・再調整までの一連の工程をわかりやすく解説。
さらに、プロが使う工具やこだわりの潤滑剤など、一般にはあまり知られていない“技”や“心配り”にも迫ります️


STEP 1:分解 〜ミクロ単位の世界へ〜

リールの中には、数十〜百を超えるパーツが詰まっています。
オーバーホールは、まず全てのパーツを慎重に分解するところからスタート。

ネジひとつに至るまで丁寧に取り外し、劣化や摩耗の状態を一つひとつチェックします。
パーツごとに“クセ”や“特徴”があるため、メーカーや型番によるノウハウの蓄積もプロならでは

️ 使用工具例
・専用トルクドライバー
・精密ピンセット
・マグネットトレイ(小パーツ紛失防止用)


STEP 2:洗浄 〜汚れを落とし、性能を取り戻す〜

分解が終わったら、次はパーツの洗浄作業
潮、砂、古いグリス、金属粉など、内部には目に見えない汚れがびっしり付着しています。

パーツを超音波洗浄機にかけることで、微細な溝の中の汚れまでしっかり落とします。
古い潤滑剤が残ったままだと、グリスの性能が発揮できないため、この工程がリールの命綱ともいえるんです!

使用する洗浄剤
・中性パーツクリーナー
・防錆剤入りリンス
・脱脂剤(必要に応じて)


STEP 3:グリスアップ&注油 〜滑らかな動きを取り戻す〜

キレイになったパーツには、それぞれ適した潤滑剤を適量注入していきます。
ここが、プロのこだわりが最も光る工程!

たとえば――
⚙️ ギア → 摩耗を防ぐ高粘度グリス
ベアリング → 回転効率を高める低粘度オイル
ドラグ部 → 熱耐性のある専用グリス など

潤滑剤の種類や量を間違えると、回転が重くなったり、耐久性が落ちたりする原因に。
そのため、長年の経験と感覚がものをいう**“職人の仕事”**なんです。

使用例
・IOS FACTORY製 プレミアムオイル
・SHIMANO純正ドラググリス
・ABU専用ギアグリス など


⚙️STEP 4:再組立て&調整 〜“あの巻き心地”を再現する〜

パーツの洗浄と潤滑が終わったら、いよいよ再組立て。

でも、ただ戻すだけではありません。
ギアのかみ合わせやドラグの滑り、ローターのブレやハンドルの遊びなど、0.1ミリ単位の誤差を感覚で調整しながら組み立てていきます。

調整ポイント例
・ギアの噛み合わせ音(異音の有無)
・ベアリングの回転精度
・ドラグの締め加減と引き出し具合

この最終調整で、“新品時以上”の巻き心地を実現することも可能です✨


オーバーホール後は“こんな変化”が!

✅ 巻きが軽くなる(感度がUP!)
✅ キャスト後のラインの出がスムーズ
✅ 異音・ガタつきが解消
✅ ドラグの効きが安定する
✅ 長寿命化&トラブル回避ができる

「オーバーホールしたら、まるで新品みたい!」
「最初の滑らかさが戻った!」
そんな声をたくさんいただいています


まとめ

オーバーホールは、単なる掃除や注油ではありません。
プロの技術・経験・専用工具・こだわりの資材が融合した、精密なメンテナンス作業です。

釣果に直結する“巻き心地”
リールの寿命を大きく伸ばす“予防整備”
自分では気づけないパーツの不調をケア

大事な相棒を長く快適に使うために、ぜひ定期的なオーバーホールをご検討ください!

 

 

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オーバーホールだより~3~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

 

釣果にも差が出る!?リールのオーバーホールが必要な理由

こんにちは!釣りを愛する皆さん、リールのメンテナンス、ちゃんとできていますか?
「最近なんだか巻き心地が重いな…」と思っても、そのまま使い続けてしまっている方、多いのではないでしょうか?実はそれ、リールからのSOSかもしれません!

リールは釣り具の中でも特に精密な構造を持った道具であり、**定期的なオーバーホール(分解・洗浄・再調整)**が欠かせません。この記事では、オーバーホールの必要性や、症状を放っておくとどうなるのか、そして「釣果にも差が出る」その理由をわかりやすくご紹介します✨


オーバーホールとは?簡単に言えば“健康診断”!

リールのオーバーホールとは、内部を分解して、ベアリングやギア類の汚れ・劣化をチェックし、グリスを塗り直したり不具合を修理したりする作業のことです。
人間でいえば“健康診断”や“メンテナンス治療”のようなものですね。

実際に分解してみると、潮や砂、摩耗した金属粉などが内部にこびりついていることも多く、「これでよく動いてたな…」と驚かれることもしばしばです。


こんな症状が出たら危険信号!

「釣り中のちょっとした違和感」が、トラブルの前触れであるケースは非常に多いです。以下のような症状があれば、早めのオーバーホールをおすすめします

  • 巻くと“シャリシャリ”音がする

  • 回転に引っかかりがある、スムーズに巻けない

  • 水洗いしても動きが渋いまま

  • ハンドルのガタつきやドラグの不安定さ

  • キャスト時に違和感やブレーキの効きが変

これらを放置すると、ギアの摩耗やベアリングの破損、最悪の場合は動作不能になることもあります。


オーバーホールで「釣果」にも差が出る!

「えっ、リールの整備で釣果が変わるの?」と思う方もいるかもしれませんが、答えは**YES!**です。

ラインがスムーズに放出・回収できることで、ルアーアクションやアタリへの反応がより正確に!
異音やトラブルが減ることで、集中力を切らさず釣りに没頭できる!
正確なドラグ設定ができることで、大物とのファイトにも安心対応!

つまり、快適に使える=釣果にも直結するというわけです


プロに任せるのが安心!自分では気づけない不具合も…

最近はメンテナンス動画なども増えていますが、リールの内部はとても繊細。
自己流で分解すると、逆にパーツを破損させてしまうリスクも

プロのオーバーホール専門店であれば、経験豊富なスタッフが正確な診断と確実な整備を実施し、細かいパーツ交換や調整も万全。
分解写真や整備レポートを添えてくれるサービスもあり、安心して任せられます✨


オーバーホールのおすすめタイミング

  • 年に1回の「定期メンテナンス」として

  • 大物とのファイト後や海水使用後

  • 保管期間が長かったリールの再使用前

  • 「なんか違和感があるな」と思ったら即!


まとめ

リールは“釣り人の右腕”とも言える存在。だからこそ、しっかりメンテナンスしてベストな状態を保つことが大切です。

オーバーホールは、ただのメンテナンスではなく、釣果アップや快適な釣行の鍵でもあるのです!

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オーバーホールだより~2~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

【見えない精度が命を守る】

オーバーホールとは、単なる修理ではありません。
それは“機械や機器の内部をゼロに戻す”――言い換えれば、精密に再生するための最終工程です。

一方で、オーバーホールは分解・洗浄・調整・再組立という緻密な工程の連続であり、わずかな判断ミスや手順違反が重大な機能不良・事故・信頼喪失につながる仕事でもあります。

今回は、プロの現場で共有されている「オーバーホール専門業における注意点」を、工程別に深掘りしてご紹介します。


1. 【分解時の記録】“戻せない”を防ぐ管理力

分解はオーバーホールの第一歩。しかし、ここでの手順ミスが、「組み戻せない」大きなトラブルに直結します。

注意すべきポイント:

  • すべての部品配置を写真・図で記録

  • 分解順に沿ったトレイ分け・ラベル管理

  • 特殊な組立方向やばね圧に注意

  • ネジの長さ・径・締め順を細かく区別

「記憶ではなく記録」こそが職人の基本。


2. 【洗浄の精度】見えない汚れが性能を奪う

部品洗浄は「再生」の本質を支える作業。
金属粉・潤滑油カス・サビ・微細な粒子などが残れば、どんな精密調整も台無しになります。

注意点:

  • 洗浄液・超音波・ブラシの使い分け

  • プラスチック・ゴム・金属で薬剤を変える

  • 内部穴・軸受け・ネジ山の徹底洗浄

  • 洗浄後の自然乾燥・エアブロー管理

“目に見えない清掃”こそ、プロの実力差が表れます。


3. 【部品交換の判断力】「まだ使える」ではなく「交換すべき」

オーバーホールでは目立った破損がなくても、消耗部品は“迷わず交換”が原則です。

主な交換対象:

  • パッキン・シール材・Oリング

  • ベアリング・ブッシュ・スプリング

  • グリス・潤滑油・絶縁材

  • ネジ・ワッシャー・バネ座金

迷ったときは、「今変えずに後悔しないか?」で判断。
コストよりも信頼性を優先するのがオーバーホールの基本姿勢です。


4. 【組立精度】“規定トルク”と“感覚”のバランス

再組立ては「元通りに戻す」だけでは不十分。規定通りのトルク・隙間・潤滑量が求められます。

技術的注意点:

  • トルクレンチ使用と管理票の記録

  • グリス塗布量の適正化(少なすぎ・多すぎ厳禁)

  • 過締めによる変形や破損防止

  • 可動部の“遊び”と“渋さ”の調整力

手の感覚と数値管理の両立が、信頼性を支えます。


5. 【試運転と安全確認】見落とし1つで“命に関わる”

オーバーホール後の試運転では、動作音・温度上昇・振動・異常信号のすべてをチェックします。

試運転時の重要項目:

  • 無負荷・定常運転の両方を検証

  • 周囲に可燃物・工具がないことを確認

  • 安全装置・アラームが正常作動するか確認

  • 再点検チェックシートで“Wチェック”

**「最終確認こそ最大の責任」**という意識が、プロの証です。


オーバーホールは“見えない信頼”を組み立てる技術

オーバーホールは、「直す技術」ではなく、「預かった機械を“未来に耐え得る状態”に再構成する技術」。
分解から再構築まで、ひとつひとつの判断と手仕事の積み重ねが、ユーザーの安全・安心・満足につながります。

技術力・判断力・記録力・誠実さ――すべてが備わってこそ、“オーバーホール専門業のプロフェッショナル”です。

オーバーホールだより~1~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

【蘇る精密機械】

「オーバーホール」という言葉をご存じですか?
時計、エンジン、ミシン、ポンプ、空調機器…
それぞれの分野で使われるこの言葉は、単なる修理ではなく、製品を“本来の状態に戻す”ための精密な作業を意味します。

今回は、オーバーホール修理業において「オーバーホールとは何か?」その本質をプロの視点から深く掘り下げてご紹介します。


1. オーバーホールとは?:分解・洗浄・交換・調整の“総合再生作業”

オーバーホール(Overhaul)とは、対象機器をいったんすべて分解し、清掃・点検・修正・再組立てを行う一連の整備作業です。

一般的な工程:

  1. 完全分解(各部品をすべて取り外す)

  2. 洗浄・清掃(油汚れ・金属粉・ホコリなどを除去)

  3. 消耗部品の交換(パッキン・ベアリング・潤滑油など)

  4. 調整・再組立て(動作・精度・トルクなどの最適化)

  5. 最終点検・試運転(実機に近い環境で性能確認)

見た目ではなく、内部の“状態”を新品に近づけるのが目的です。


2. 修理との違い:部分対応 vs. 総点検

「修理」とは、壊れた部品や不具合箇所をピンポイントで直すことが主な目的ですが、
「オーバーホール」は、“今は壊れていない部分”も含めて、全体を見直す作業です。

修理の目的:

  • 壊れた部分を復旧する

  • 短時間でコストを抑える

オーバーホールの目的:

  • 内部摩耗や汚れの蓄積をリセット

  • 将来の故障を未然に防ぐ

  • 製品寿命を大幅に延ばす

「今、問題がないからこそ必要なメンテナンス」――それがオーバーホールです。


3. どんな機器に必要?:精密性・耐久性が求められる分野で活躍

オーバーホールは、“内部精度が性能に直結する”機器や、“長期間使用が前提”の製品に特に重要です。

主な対象分野:

  • 腕時計(機械式・高級時計など)

  • 自動車・バイク(エンジン・ミッションなど)

  • 医療機器・測定機器(精度管理が必須)

  • ポンプ・モーター・ベアリング(産業インフラ)

  • クーラー・空調機器(長期稼働機器)

“分解しないと分からない劣化”に先回りできるのが、最大のメリットです。


4. オーバーホール修理業の価値:信頼と技術の積み重ね

オーバーホールは単純な作業ではなく、対象機器に対する“深い理解”と“確かな手仕事”が必要です。

求められる技術:

  • 図面がなくても構造を読み取る判断力

  • 微細な摩耗や異音を見極める感覚

  • ネジ1本のトルクにも気を配る精密さ

そして何より、「この人に任せてよかった」と思ってもらえる誠実な対応力
**職人の信頼が、次の依頼につながる“生きた技術”**です。


5. オーバーホールは“モノへの愛情”を支える技術

多くの人が、ただ「直す」よりも、「長く大切に使いたい」という気持ちを持っています。

  • 時計:父から子へ受け継がれる記念品

  • 車両:20年以上乗り続ける相棒

  • 機械:創業時から稼働し続ける1台

オーバーホールは、そうした“思い出と機能”を未来へつなぐための技術です。


オーバーホールとは、“機械の命を延ばす再生術”

オーバーホールとは、単なる修理ではありません。
それは、時間とともに生まれる劣化に向き合い、機械を“新品に近い状態”へ蘇らせる技術です。

見えない部分にこそ手をかけ、精密に、正確に、丁寧に。
それができる職人の技術と信頼が、オーバーホール修理業の価値を支えているのです。