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月別アーカイブ: 2025年7月

オーバーホールだより~4~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

プロの手で蘇る!釣り具オーバーホールの工程とこだわり

~「この巻き心地、まるで新品!」と言わせるプロの仕事~

こんにちは
今回は、釣り人にとって命ともいえるリールを「新品のような状態に蘇らせる」プロのオーバーホール作業の裏側をご紹介します!

「オーバーホールって何をしてくれるの?」
「自分で注油してるけど、それだけで十分?」
そんな疑問を持っている方に、分解・洗浄・グリスアップ・再調整までの一連の工程をわかりやすく解説。
さらに、プロが使う工具やこだわりの潤滑剤など、一般にはあまり知られていない“技”や“心配り”にも迫ります️


STEP 1:分解 〜ミクロ単位の世界へ〜

リールの中には、数十〜百を超えるパーツが詰まっています。
オーバーホールは、まず全てのパーツを慎重に分解するところからスタート。

ネジひとつに至るまで丁寧に取り外し、劣化や摩耗の状態を一つひとつチェックします。
パーツごとに“クセ”や“特徴”があるため、メーカーや型番によるノウハウの蓄積もプロならでは

️ 使用工具例
・専用トルクドライバー
・精密ピンセット
・マグネットトレイ(小パーツ紛失防止用)


STEP 2:洗浄 〜汚れを落とし、性能を取り戻す〜

分解が終わったら、次はパーツの洗浄作業
潮、砂、古いグリス、金属粉など、内部には目に見えない汚れがびっしり付着しています。

パーツを超音波洗浄機にかけることで、微細な溝の中の汚れまでしっかり落とします。
古い潤滑剤が残ったままだと、グリスの性能が発揮できないため、この工程がリールの命綱ともいえるんです!

使用する洗浄剤
・中性パーツクリーナー
・防錆剤入りリンス
・脱脂剤(必要に応じて)


STEP 3:グリスアップ&注油 〜滑らかな動きを取り戻す〜

キレイになったパーツには、それぞれ適した潤滑剤を適量注入していきます。
ここが、プロのこだわりが最も光る工程!

たとえば――
⚙️ ギア → 摩耗を防ぐ高粘度グリス
ベアリング → 回転効率を高める低粘度オイル
ドラグ部 → 熱耐性のある専用グリス など

潤滑剤の種類や量を間違えると、回転が重くなったり、耐久性が落ちたりする原因に。
そのため、長年の経験と感覚がものをいう**“職人の仕事”**なんです。

使用例
・IOS FACTORY製 プレミアムオイル
・SHIMANO純正ドラググリス
・ABU専用ギアグリス など


⚙️STEP 4:再組立て&調整 〜“あの巻き心地”を再現する〜

パーツの洗浄と潤滑が終わったら、いよいよ再組立て。

でも、ただ戻すだけではありません。
ギアのかみ合わせやドラグの滑り、ローターのブレやハンドルの遊びなど、0.1ミリ単位の誤差を感覚で調整しながら組み立てていきます。

調整ポイント例
・ギアの噛み合わせ音(異音の有無)
・ベアリングの回転精度
・ドラグの締め加減と引き出し具合

この最終調整で、“新品時以上”の巻き心地を実現することも可能です✨


オーバーホール後は“こんな変化”が!

✅ 巻きが軽くなる(感度がUP!)
✅ キャスト後のラインの出がスムーズ
✅ 異音・ガタつきが解消
✅ ドラグの効きが安定する
✅ 長寿命化&トラブル回避ができる

「オーバーホールしたら、まるで新品みたい!」
「最初の滑らかさが戻った!」
そんな声をたくさんいただいています


まとめ

オーバーホールは、単なる掃除や注油ではありません。
プロの技術・経験・専用工具・こだわりの資材が融合した、精密なメンテナンス作業です。

釣果に直結する“巻き心地”
リールの寿命を大きく伸ばす“予防整備”
自分では気づけないパーツの不調をケア

大事な相棒を長く快適に使うために、ぜひ定期的なオーバーホールをご検討ください!

 

 

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オーバーホールだより~3~

CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です

 

 

釣果にも差が出る!?リールのオーバーホールが必要な理由

こんにちは!釣りを愛する皆さん、リールのメンテナンス、ちゃんとできていますか?
「最近なんだか巻き心地が重いな…」と思っても、そのまま使い続けてしまっている方、多いのではないでしょうか?実はそれ、リールからのSOSかもしれません!

リールは釣り具の中でも特に精密な構造を持った道具であり、**定期的なオーバーホール(分解・洗浄・再調整)**が欠かせません。この記事では、オーバーホールの必要性や、症状を放っておくとどうなるのか、そして「釣果にも差が出る」その理由をわかりやすくご紹介します✨


オーバーホールとは?簡単に言えば“健康診断”!

リールのオーバーホールとは、内部を分解して、ベアリングやギア類の汚れ・劣化をチェックし、グリスを塗り直したり不具合を修理したりする作業のことです。
人間でいえば“健康診断”や“メンテナンス治療”のようなものですね。

実際に分解してみると、潮や砂、摩耗した金属粉などが内部にこびりついていることも多く、「これでよく動いてたな…」と驚かれることもしばしばです。


こんな症状が出たら危険信号!

「釣り中のちょっとした違和感」が、トラブルの前触れであるケースは非常に多いです。以下のような症状があれば、早めのオーバーホールをおすすめします

  • 巻くと“シャリシャリ”音がする

  • 回転に引っかかりがある、スムーズに巻けない

  • 水洗いしても動きが渋いまま

  • ハンドルのガタつきやドラグの不安定さ

  • キャスト時に違和感やブレーキの効きが変

これらを放置すると、ギアの摩耗やベアリングの破損、最悪の場合は動作不能になることもあります。


オーバーホールで「釣果」にも差が出る!

「えっ、リールの整備で釣果が変わるの?」と思う方もいるかもしれませんが、答えは**YES!**です。

ラインがスムーズに放出・回収できることで、ルアーアクションやアタリへの反応がより正確に!
異音やトラブルが減ることで、集中力を切らさず釣りに没頭できる!
正確なドラグ設定ができることで、大物とのファイトにも安心対応!

つまり、快適に使える=釣果にも直結するというわけです


プロに任せるのが安心!自分では気づけない不具合も…

最近はメンテナンス動画なども増えていますが、リールの内部はとても繊細。
自己流で分解すると、逆にパーツを破損させてしまうリスクも

プロのオーバーホール専門店であれば、経験豊富なスタッフが正確な診断と確実な整備を実施し、細かいパーツ交換や調整も万全。
分解写真や整備レポートを添えてくれるサービスもあり、安心して任せられます✨


オーバーホールのおすすめタイミング

  • 年に1回の「定期メンテナンス」として

  • 大物とのファイト後や海水使用後

  • 保管期間が長かったリールの再使用前

  • 「なんか違和感があるな」と思ったら即!


まとめ

リールは“釣り人の右腕”とも言える存在。だからこそ、しっかりメンテナンスしてベストな状態を保つことが大切です。

オーバーホールは、ただのメンテナンスではなく、釣果アップや快適な釣行の鍵でもあるのです!

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