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皆さんこんにちは!
CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です
~“直す×変える”をデザインする~
修理=性能を元に戻す/カスタム=性能や体験を更新する。 両者は似て非なる作業です。目的・法令・安全・整備性・コストの5軸で設計すれば、個性と安心は両立できます。ここでは仕様決め→設計→実装→検証→引渡しの型をご紹介。
性能(出力・静粛・精度・耐熱)
安全(ブレーキ/電気/発熱/鋭利部)
法令適合(道路交通法・車検・電波法・PSE 等)⚖️
整備性(分解手順・標準工具・トルク表)
コスト/納期/将来の部品供給(EoL・代替)
“やらないこと”も最初に決める(例:切削不可・穴あけ不可・純正復帰可能など)。
機能:ブレーキ/サス/放熱/制振/耐震/防水
操作性:ノブ・グリップ・ペダル・UI配置・照明
外観:塗装・アルマイト・ヘアライン・刻印✨
電気/音:配線リフレッシュ・シールド・アース・オーディオチューニング
ソフト:ファーム/ECUの最適化(安全域と法令内で)
要件定義:使用環境(温湿/振動/塩害)・体格・好み
モック:色見・触感を3D/現物で先に確認
部品選定:純正/NOS/リプロ/CNC/3Dプリント、材質(アルミ/ステン/真鍮/チタン)
実装:トルク管理・ロック剤・配線色分け・熱/擦れ対策
検証:振動/温度/通電/トルクの負荷試験→是正→最終外観仕上げ
穴あけ/切削は最終手段。既存穴・ステー流用でリバーシブルに
配線は分岐ハーネスで純正側無改造
取外し説明書(PDF/QR動画)を付け、売却/譲渡時の価値も守る
仕様書:材質・表面処理・部品リスト・トルク表の有無
検査項目:絶縁/耐圧/作動/騒音/光度など合否基準明記
保証:対象(機能/塗装)と除外(消耗/経年)の境界
法令適合:適合証・ラベルの取り扱い
自転車:ブレーキ→制動距離短縮、ハンドル・サドルで姿勢最適化(工具一本で調整可に)
機械式時計:OH+調速→歩度・振り角をログ化、パッキン総替えで防水性を回復⌚
オーディオ:電源/アース最適化→ハム低減、振動対策で定位改善
※いずれも法令・メーカー基準内での実装を前提に。
仕様書・写真台帳・トルク表をお渡し
慣らし・点検タイミング(例:使用◯時間・◯km で増し締め)
消耗品の型番・入手先を明記し、“自分でできる”保守も提案
ブレーキ/電装/燃料/高圧部は必ず有資格者が作業
公道・電波・電気用品は適合表示と試験記録を保存
医療機器/保安部品に当たる改造は法令に従い不可 or 限定です⚠️
まとめ
“直す”と“変える”の境界線をはっきり。 目的→設計→検証→記録の順で、個性と安全を両立したカスタムを実現します。まずはやりたいこと/やらないことを3つずつ書き出してみてください。️✨
皆さんこんにちは!
CONNECTION REEL SERVICEの更新担当の中西です
~“直す前に、見える化する”~
私たちは、症状ヒアリング→分解診断→見積→部品手配→組立調整→検査→記録納品までを一気通貫。作業の範囲・根拠・結果を数値と写真で“見える化”します。はじめての方でも迷わないよう、**オーバーホール(OH)**の実務をまとめました。
音:キュルキュル(ベルト/ベアリング)/カタカタ(ガタ・バックラッシ)
温度:触ると局所的に熱い(グリス劣化・負荷過多)️
動作:立ち上がり遅延・止まる・ムラ(電解コンデンサ/接点/シール)⏱️
漏れ:油・水・空気・電流のにじみ⚡
精度:ズレる・振れる(ガイド/ギヤ/バランス)
症状・発生日・作業条件(時間/温度/負荷)を書き出しておくと診断が速く正確に。✍️
ヒアリング&一次点検(写真・動画歓迎)
分解診断レポート:摩耗・劣化・ガタを数値化(例:クリアランス、軸振れ、電流値)
見積提示:交換推奨部品/継続使用可/追加オプションを区分
作業:超音波洗浄→脱脂→消耗品総替え(シール/パッキン/ベルト/ベアリング/電解コンデンサ 等)→グリス&油種指定→トルク管理→組立
調整・校正:バックラッシ/ゼロ点/荷重/バランス
耐久試験・検査:連続運転・温度/振動/精度ログ
納品:写真台帳+計測表+次回点検目安を同梱
分解診断の有無(数値・写真の根拠)
交換部品の具体名(純正/NOS/リプロ/互換)
潤滑・接着・表面処理の銘柄(再現性)
検査項目と記録(精度・温度・電流・騒音)
保証範囲と期間(消耗品/外装は除外のことが多い)️
バックアップ:設定・プリセット・ログは事前保存
ESD対策:リストストラップ/導電マットで静電破壊を予防
再調整:ファーム/キャリブレーションはメーカー推奨値に準拠
固定:可動部は緩衝材+テープ固定、シール面は汚れ防止
乾燥:乾燥剤・防錆紙(必要に応じ)
記録:外観・シリアル・メーター値を撮影して同梱
どれくらいの頻度でOHが必要?
使用時間・環境・潤滑剤で差。“異音/発熱/精度低下”のいずれかが出たら要点検。
互換部品は使う?
安全と精度を満たす場合のみ。純正が入手困難なら根拠と一緒にご提案。
外装リフレッシュは?
機能回復が先。外装は分解中にまとめて行うと工期・費用が効率的。
慣らし運転(軽負荷→定常)→増し締め確認
潤滑周期・清掃ポイントのA4シートを同梱
次回点検の**“時間/症状トリガー”**も明記⏱️
まとめ
“診断の見える化”→“根拠ある交換”→“数値で検査”。この3点で長持ちと安心を両立します。まずは症状のメモとお写真をお送りください。